外反母趾の解説

ズキズキ痛くてつらい外反母趾。どうして外反母趾になるの? なんで痛いの? そう思っている方も多いはず。今回はそんな外反母趾について少し調べてみました。
そもそも外反母趾とはどんな足?
外反母趾は、足の親指の関節が小指側に曲がっている状態をいいます。もともと親指は510度程度は曲がっていますが、外反母趾の方の足は曲がる角度が15度以上になります。外反母趾は少しずつ進行していきますが、曲がる角度が大きくなればなるほど、足全体の変形につながります。またリウマチなどの関節の病気が原因で外反母趾になる人もいます。

外反母趾になる原因にはいくつか考えられますが一番多いのが靴の形です。外反母趾は圧倒的に女性に多い症状ですが、これは女性がハイヒールを履いて長時間歩く機会が多いためです。先がとがった幅の狭い靴は、長時間空いていると足のむくみの原因になりますが、足の指の関節が人差し指の方へ無理やり押されている状態が続くので明らかに親指の関節の負担になっています。そしてその生活が長期間続くことにより少しずつ外反母趾の症状がひどくなります。

外反母趾は足裏から痛みが始まって、段々進行していきます。

  • 外反母趾予備軍

    足の骨格(アーチ)が崩れることで、足裏の踵や人差し指の付け根あたりが痛くなります。
    親指の角度15度未満。

  • 軽度の外反母趾

    次に、足の幅が少しずつ広がりながら、親指が曲がり始めます。
    この頃から、親指の付け根にコブのようなものができ、靴で圧迫されちょっと触るだけでも痛いことがあります。
    親指の角度15度以上30度未満。

  • 重度の外反母趾

    さらに、症状が進行していくと、親指と人差し指が重なったり、裸足で歩いているときも、親指の関節に負担がかかり曲げるだけで痛むようになります。
    親指の角度40度以上。

    外反母趾のことが分かれば治療できるものです。地道に治療しますので悩まれている方はご相談ください。