安産のツボ

身体には多くのツボがありますが、その中には安産に効くといわれるツボがあります。
痛くてツライ陣痛も、ツボを押すことで分娩を促進させたり痛みをやわらげたりすることができるのでしょうか?
押したからといって必ず分娩が促進されたり、痛みが完全に消えたりするわけではありません。
ですが陣痛は体力と気力が必要です。ツボを押すことが少しでも分娩時の身体の負担を減らしたり、心を落ち着かせて前向きな気持になるための手助けになるかもしれません。
それでは、陣痛にまつわるツボとはどのようなものがあるのでしょうか?分娩を促進させたり痛みをやわらげるツボを2つご紹介します。


三陰交(さんいんこう)

陣痛の促進&やわらげるツボ「三陰交・太衝」_20181004_1
三陰交とは、足の内くるぶしから指4本分上の位置・すねの骨の少し内側にあるツボです。
三陰交を温めてあげることで痛みをやわらげるともいわれています。女性ホルモンを促す効果も期待できるため、産後の身体の回復にも良いとされています。
また、冷え性・生理痛や生理不順・更年期障害など婦人科系の悩みにも効果があることから、女性にとってぜひともおぼえておきたいツボです。
足湯や湯船につかって血流をよくしながら刺激するとより効果的です。ゆっくり、あまり強くない圧でゆっくり3~5秒かけて3回程度続けて押してみましょう。

太衝(たいしょう)
陣痛の促進&やわらげるツボ「三陰交・太衝」_20181004_2

太衝とは足の甲にあるツボで、親指とひと指し指の間を、骨の谷間にそって足首側になぞると、骨の合流点のくぼみがあります。そのくぼみの場所が太衝です。
太衝も分娩促進や痛みを和らげる効果があるとされています。
不眠やイライラにも効果があるといわれているので産後にも活用できるツボです。
三陰交と同じく、冷え性・生理痛・更年期障害・むくみなどにも効果が期待できるとされているので覚えておくと役立ちそうですね。
「少し痛くて気持ちいい」くらいの力加減で、足の甲に対して垂直に押します。3秒押して3秒離すような間隔で押してみましょう。

 

どちらのツボも早く分娩を促したいからと、ゴリゴリ強く押すのはNGです。